クリストファー・コーツSCORE8.5

香り

焦げたゴムや、車のクラッチを入れた時のような匂いを最初に感じる。ブルーチーズや貯蔵牧草などのファンキーな香りがしばらく続き、底からハチミツでローストしたアーモンド、ライ麦のケーキ、完熟のパイナップル、ナチュラル精製のコーヒー豆、塩漬けハム、焼く前のサワードゥ、石炭の粉などの感触が現れる。ミルクチョコレートとシロップ漬けのプルーンを思わせる香りもある。

味

ピスタチオバターや、かすかにエポワス・ドゥ・ブルゴーニュ（ウォッシュチーズ）を思わせるファンキーな印象。コーヒーケーキのうような味もする。砂糖漬けのショウガ、マジョールデーツ、ダークチョコレートのブラウニー、タヒニ。かすかなビートルートやクリームを思わせる味。セロリのような土っぽさ。トロピカルフルーツのジュースも思い起こさせる。

フィニッシュ

余韻は長い。ベリー系果実のフルーツ香や、ミルクチョコレートのような後味がある。

コメント

最初は奇妙な香りに怖気づいたが、やがてすっかり心地よい風味に変化した。この魅力を味わうには、グラスの中でじっくり時間をかけるべきウイスキー。